第四十七回 群馬県保育研究大会 第5分科会

第5分科会 公立保育所・公立認定こども園等の使命と地域社会での役割
助言者 高崎健康福祉大学 高梨珪子

第5分科会では、「公立保育所・公立認定こども園等の使命と地域社会での役割」というタイトルで、3つの園からの実践発表があった。
邑楽町中央保育園では、公立園の立場として、「子どもたちの最善の利益」を目指しながら、どの活動を通しても、子どもたち自身が実感を得ながら、感覚・感性を育むことを大切にし、各行政機関と連携を取りながら、保育の質のさらなる向上に努めている様子が伝わってきた。
草津町認定こども園ベルツこども園では、自治体規模を活かし、町全体で子どもたちを包み込むようなネットワークができており、5歳児を対象に年二回の運動能力測定などを行いながら、それぞれの子どもの発達・特性を把握し、義務教育にまでつなげていく、町全体で、途切れることのない発達・育ちを支援し網羅している様子が印象的だった。
高崎市立八幡北部保育所・高崎市立箕郷第一保育所では、アレルギー対応児に対しての丁寧な対応や、関係機関との連携、地域とのつながりを大切にしながら、保育園が地域づくりのパートナーとして役割を果たしていきたいとの思いが伝わってきた。
助言者の高梨先生からは、大人の都合ではなく、保育の真ん中に子どもがいて、主人公であり、それを明確にしながら様々なニーズに対応していかなければ、公立の必要性が薄れていってしまう。子どもの育ちというのは、本来ずっとつづいていくものであるが、現在の社会のなかでは、それがバラバラになってしまっている。本当の意味での、関係機関との「連携」、「つなぐ・つなぎ」というものを、現場の保育士や行政がどれだけ考えているかが大切で、つなぎ目だけつくろうのではなく、ずっとつづいていく子育て支援として、保育も教育も共有していくことが重要であるとのお話だった。

バナー広告エリア